嘗て、母から分けてもらった株がございました。
寒い冬でも、見た人の気持ちがホッとするようにと、道路の花壇部分に沿って植えておりました。
毎年冬の陽だまりに開花し、咲き終わった後にはフサフサと茂る葉が見事でしたが・・・
いつの間にか消滅してしまいました。
ここ数年寂しさを噛みしめておりましたが、今年から冬の花が加わりましたのでご紹介です。
別名に、元日(ガンジツ)草とか朔日(ツイタチ)草とかありますが、
新年を飾るめでたい花として、昔から親しまれていたように思います。
名前を呼ぶだけでも、幸せにあやかれそうな気分になりませんか?
花言葉は、永久の幸福とか祝福とか・・・
ですが、キンポウゲ科と聞くとちょっぴり神経を使います。
この根は、福寿草根という生薬で、強心配糖体のシマリンやアドニトキシンを含んでおります。
全草が毒草扱いですので、
新芽を蕗の薹と間違えたり、葉を人参の葉に見誤って誤飲しませぬように・・・。