福寿草キンポウゲ科

キンポウゲ科の多年草です。黄色くて明るい花びら、よく目立ちます。
日が射すと開花し、陰ると閉じてしまいます。一・二番花が開花し、ようやく葉が噴き出してきました。
実は、こちらの株は、今回初めて咲いた新参者です。

嘗て、母から分けてもらった株がございました。
寒い冬でも、見た人の気持ちがホッとするようにと、道路の花壇部分に沿って植えておりました。
毎年冬の陽だまりに開花し、咲き終わった後にはフサフサと茂る葉が見事でしたが・・・
いつの間にか消滅してしまいました。
ここ数年寂しさを噛みしめておりましたが、今年から冬の花が加わりましたのでご紹介です。

別名に、元日(ガンジツ)草とか朔日(ツイタチ)草とかありますが、
新年を飾るめでたい花として、昔から親しまれていたように思います。
名前を呼ぶだけでも、幸せにあやかれそうな気分になりませんか?

花言葉は、永久の幸福とか祝福とか・・・
ですが、キンポウゲ科と聞くとちょっぴり神経を使います。
この根は、福寿草根という生薬で、強心配糖体のシマリンやアドニトキシンを含んでおります。
全草が毒草扱いですので、
新芽を蕗の薹と間違えたり、葉を人参の葉に見誤って誤飲しませぬように・・・。

今から30年余年位前になりますが、長野県の姫川源流へ足を運んだことがありました。
春先には、福寿草の群落を見ることが出来ます。
初夏の湿原には、オランダガラシ(クレソン)も自生しておりました。
懐かしい光景が蘇って、Webでチェックしてみたら、小奇麗に整地された写真がアップされておりましたよ〜

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